印刷とは、機械とリズムをとること

枚葉印刷 グループ長 市原克己
弘文社 枚葉印刷 グループ長  市原 克己
枚葉印刷 グループ長 市原克己
弘文社 枚葉印刷 グループ長
市原 克己

【質問】オペレーターの視点で印刷の醍醐味を教えてください。

 弘文社は総合印刷会社なので、色々な種類の印刷物があります。例えば、ポスターを印刷した次は、機械のセッティングを替えて、伝票を印刷したり、書籍やチラシを印刷したりします。
 印刷物ごとに、紙・色・大きさなど、どれも同じ機械のセッティングでないのが、印刷オペレーターとしては、新鮮でもあり、また難しい点でもあります。
気温や湿度、印刷資材、機械のコンディションなど変動的要素が多い中で、一定の品質で印刷をすることは、まるで生きものを相手にしているかのようです。
無地の紙を1枚1枚、印刷機に通して、インキを綺麗に転写する……。印刷機と呼吸を合わせてリズムをとる感覚を実感できることが、印刷オペレーターの醍醐味だと思います。

【質問】仕事で一番心がけている事は?

 印刷では、色と品質に厳しい目を持つことです。弘文社では最新のコンピューター制御により、一定の印刷品質レベルをクリアした上で、さらにもう一歩お客さまに近づいた目線で基準をつくります。
 分かりやすくいえば、印刷物の内容やデザイン、使われ方を考慮して、微妙な色の調整をしながら印刷をします。これは、どんな最新鋭のコンピューターでもできない事です。「人の感覚と判断」を少しだけ取り入れることにより、さらにお客さまにご満足いただける商品が完成すると考えています。

 日本全国、どこの印刷会社でも刷れるものではなく、岐阜の弘文社にしか刷れない商品に仕上げることを日々心がけています。

【質問】機械設備の特徴について教えてください。

 一般的な印刷会社の設備は、何かに特化して、同じタイプの印刷機を複数台揃えています。
 例えば、伝票印刷に特化した設備や、書籍に特化した設備、ポスター印刷に特化した設備という具合です。
 でも、総合印刷会社の弘文社は違います。色々なタイプの印刷機があり、バリエーション豊かです。幅広い種類の印刷物が効率よく生産できる環境が整っているのが特徴です。

【質問】イチ押し!の印刷機は何でしょうか?

 う〜ん、とても難しい質問ですね。どの機械も愛着はありますし、それぞれに魅力があります。
 でもあえて挙げるなら、A倍判4色機と菊全5色機です。
A倍判4色機は、日本全国を探してもわずかしか稼働しておらず、希少価値の高い印刷機です。ハトロン判の包装紙やA0ポスターが4色カラーで印刷でき、CTP版を使用するため精細なアミ点表現が可能な機械です。

 菊全5色機は、2015年に導入したフル装備のオフセット印刷機です。A4のページ物が片面8ページ印刷でき、時間的コストと製本コストを抑えることができます。また、特色やニスを含めた5色がワンパス(1回の通し)で印刷できるのも魅力です。
 仮に4色機で印刷したものに対して、後からもう1色を追加して印刷することは、水を使う印刷方式では、紙の伸縮による見当精度に問題が発生します。
 今回導入した菊全5色機は、今まで以上に「付加価値+高品質+スピード」の要求される印刷物にも対応できる「イチ押し!マシン」といえるかもしれません。




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