I’m a Printing press operator
印刷は楽しい。
それを広く深く知れる
弘文社グループ
製造部 S.Hさん/株式会社弘文社
「印刷オペレーター」
―印刷機は、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色のインクを基本に色を調整します。使用する紙の種類や厚みなどによって、仕上がりが変わるためオペレーターの技量が仕事の決め手になります。
ただ機械を動かすだけではなく、知れば知るほど奥が深い仕事です。
インタビュー
仕事内容
お客様から入稿されたデータやデザイナーが制作したデータから製版という工程を経て印刷版が作られます。私たち印刷オペレーターは、その印刷版を印刷機にセットして紙に印刷をします。
印刷は仕上がりが命。
お客様が求めている仕上がりを理解し、インクの量をモニターで調整するなどの操作をすることで最良な商品に仕上げるのが私たちの仕事です。
弘文社グループの印刷の特徴
弘文社グループは6社が集結したグループ会社であり、そのうち4つが総合印刷会社です。そのため、グループ内にはさまざまな印刷機があります。例えば、数万枚のチラシを短時間で印刷できる輪転機、A0サイズという大きな紙が印刷できるA倍機。また、パッケージなどの厚紙や5色同時印刷など、幅広い印刷がグループ内で完結できます。
印刷枚数、印刷後の加工、紙の種類、特殊インクなどで印刷方法は変わります。印刷は、非常に幅広く奥深い。
印刷機の種類が豊富ということは、それだけお客様にとって最適な印刷の選択肢があるということです。
他のグループ会社とのつながり
他のグループ会社が受注した印刷物を弘文社で印刷するというのは毎日あります。その会社にある印刷機でなければ印刷できないという理由もあれば、繁忙期ならではの予定の調整、後工程を短時間で行うためなど色んなケースがあります。印刷オペレーター同士も顔なじみが多くて、仕事の依頼や引き渡しなどで苦労することはないですね。
職場の雰囲気
今いる従業員も最初は印刷機に触ったことすらありませんでしたよ。なので、自分たちがどうやって仕事を覚えたか、最初は何に苦労するのかなど、新人の気持ちはすごく分かります。それは従業員にとって働きやすい職場を作ることだけではなく、注意すべき点を未然に察知することにも繋がっています。そうやって支え合いながら仕事をしているのが弘文社グループの製造部です。
これからの印刷業界について
全盛期に比べたら新聞折込チラシは確実に減りましたね。ですが、パッケージや行政・企業の印刷物など印刷の需要が落ち込んでいるわけではありません。
他にも原材料の高騰や地球環境保護などが印刷業界の課題として頻繁に上がります。どの業界もさまざまな課題があるものです。弘文社グループは、FSC認証※1の取得やヤレ紙※2の減少など目の前の課題に対して真摯に向き合い取り組みながら、お客様のニーズにお応えしています。
※1.環境保全をしながら生産された製品に表示されるマーク
※2.印刷の色を調整するための準備に使用した紙など、商品にならなかった紙