脳の核磁気共鳴画像・脳血管像(MRI・MRA)や他の必要な検査から、一旦発症すれば重大な後遺症や時には生死にもかかわるような脳の危険因子を発見し、その症状の出現や病状の進行を防止しようというもので、自覚症状のない方のための脳の健康診断です。
MRI/MRAは一度の検査で同時に行ないます。
- MRI(Magnetic Resonance Imaging)は、頭を輪切り状にした断面の画像を描出します。
- MRA(Magnetic Resonance Angiography)は頭の中の血管の状態を描出します。
問診・診察 |
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身体計測 |
- ①身長・体重・腹囲
- ②標準体重・肥満度
- ③BMI指数・体脂肪率
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血液検査 |
- 血液一般検査
- 肝機能検査
- 血清学的検査
- 血液脂質検査
- 糖尿病検査
- 腎機能検査
- 痛風検査
- 出血・凝固検査
- 特殊分析検査
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尿検査 |
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循環器系検査 |
- ①血圧測定・脈拍
- ②心電図検査(安静時)
- ③頸動脈超音波検査
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脳検査 |
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呼吸器系検査 |
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人間ドック(A・S・R・Gコ-ス)・脳ドック・肺ドック・婦人科 検査項目表を見る
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- 検査項目についてご不明な点がありましたら、ご遠慮なく担当者にお尋ねください。
- ●受付時間
平日 8:30〜16:00 / 土曜日 8:30〜11:00
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- TEL:052-951-3919
- FAX:052-951-1682
脳の血行障害 |
脳の比較的太い血管である脳主幹動脈の狭窄・閉塞などがMRA画像から推定されます。 |
脳梗塞・脳出血 |
脳梗塞は血管が閉塞し、脳出血は血管の破綻により、いずれもその先の僅かな脳神経細胞が血行障害により壊死となりますが、初期では自覚症状はほとんどみられません。 |
脳動脈瘤や奇形 |
脳動脈分岐部に好発する動脈瘤(こぶ)は何らかの原因で破裂すると重大な症状を呈します。くも膜下出血の原因として多く見られます。画像による脳ドック検査の最もよい対象です。 |
脳腫瘍 |
脳神経細胞のほか、くも膜、硬膜、血管細胞などからも発症します。できるだけ早く発見し治療することが大切です。 |
脳萎縮 |
認知症が進行するとみられます。 |
●脳ドックにも限界があります
MRI/MRA検査は、磁気共鳴を利用した画像検査法です。脳動脈に造影剤を注入して行う専門的で危険性の高い検査方法とは違い、脳血管の尖端細分の変化や5mm未満の小さな動脈瘤、あるいは初期の脳萎縮や腫瘤などの病変を知ることには限界があります。
検査は強力な磁石による磁場と電波を利用して画像を得る検査です。
通常、全く痛みもなく、体に害はありませんが、検査時は大変強い磁場の中に身を置くことになります。
このため、体内に金属や電子機器が入っている方は検査自体を受けることができません。
また、MRI装置は構造上狭いトンネルのような形をしています。従って狭い場所が苦手な方(閉所恐怖症)も検査を受けることができません。
下記事項に該当する方はMRI/MRA検査を受けることができません。
- 心臓ペ-スメ-カ-を埋め込んでいる方
- 体内に医療による金属類・機械・人工的な物(脳動脈瘤クリップ他)が埋め込まれている方
- 入れ墨・アート眉・永久アイラインを入れている方
- 金属製の置き針(鍼灸の針)がある方
- 磁石式の人工肛門、導尿管などがある方
- 磁石式の義歯(入れ歯)・義眼などを使用している方
- インプラント(人工歯根)をしている方
- 閉所恐怖症の方
- 女性の方 → 妊娠している、または妊娠の可能性がある方
- 人工心臓弁、埋め込み型体内自動除細動器を使用している方
- 深部脳刺激装置を使用している方
- 人工内耳・人工中耳を使用している方
上記の他にも、体内外の装着金属によっては、検査が受けられない場合があります。
詳しくはお問い合わせください。
大きな音がします
(検査時間は30分程度です)
検査が始まると装置から「ガン、ガン」と大きな音がしますので、騒音防止用の耳栓を使用します。この音は、工事現場のような騒音ですが、超電導磁石から出る音ですから心配する必要はありません。